第5回横幹連合総合シンポジウム | 講演要旨

【A会場-2】特別企画セッション】
人工物工学の将来展開
東京大学人工物工学研究センター
 
オーガナイザー:太田 順(東京大学)

11月29日(土)13:30〜15:30 工学部3号館3階33号講義室

【14】人工物工学の新しい方向性
〜個のモデリングと社会技術化〜


<講演要旨>
東京大学人工物工学研究センターは、人工物工学に関する諸問題を解決するために1992年に設立されており,現在第V期に入っている。データ分析法や計算科学、シミュレーションを基盤とし、実験経済学、実験心理学的手法を組み入れたモデル化を指向する。個の認識過程、認識に基づく個の活動、更には個の価値形成という3つの側面に注目したモデル化を行う。この提案は、マルチステークホルダーの存在による社会技術的な側面と、個のモデリングという人間的な側面の両者を包含している.製品サービスシステムのモデル化等,例を交えながら人工物工

*太田 順 (東京大学)
西野 成昭 (東京大学)
原 辰徳 (東京大学)
藤田 豊久 (東京大学)

【15】人と社会と人工物の複合領域最適設計

<講演要旨>
人工物工学研究センターで進めている人と人工物、社会と人工物の複合領域最適設計に関して説明する。

*鈴木 克幸 (東京大学)

【16】人と人工物との相互作用による価値創成
〜使用行為を経た人工物の機能構成〜


<講演要旨>
人工物工学研究センターでは現在、人と人工物との相互作用による価値創成に関する研究を進めている。人と人工物との間での最も基本的な相互作用は、ユーザが人工物に埋め込まれた機能を引き出し、人工物がユーザに機能を届けることである。これは人工物の使用行為そのものであるが、近年では、サービス工学および人間中心設計などの領域において、使用行為の観点から人工物の設計方法を見直す動きがある。本稿では、機能の対概念としての使用に着目し、使用行為を経た人工物の機能構成について論じる。

*原 辰徳 (東京大学)
太田 順 (東京大学)
新井 民夫 (芝浦工業大学)

【17】CAEアプリのカスタマイズ化と社会実装

*奥田 洋司 (東京大学)

【18】人工物トリアージ

<講演要旨>
生物と異なり、人工物は一般に自己修復機能を持たない。そのため、人工物はメンテナンスが必要となる。特に、インフラなどのライフサイクルが長い人工物においては、メンテナンスの重要性が高い。一方で、人口減少局面を迎えている日本では、全てのインフラを維持管理して行くことは実質上困難と考えられる。このような状況に対応するため人工物にもトリアージの概念を適用することが重要と考えており、人工物工学研究センターでは学際的な取組を始めている。

*栗山 幸久 (東京大学)
鈴木 克幸 (東京大学)
西野 成昭 (東京大学)
沖田 泰良 (東京大学)
 
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