公開シンポジウム「生活に身近なOne Health:食品から検出される薬剤耐性菌の現状」

日時:
2022年2月26日 @ 1:30 PM – 3:30 PM
2022-02-26T13:30:00+09:00
2022-02-26T15:30:00+09:00
場所:
オンライン開催
お問い合わせ:
シンポジウム事務局

 薬剤耐性に起因する死亡者数は年間70万人(全世界:2013年)と報告されており、2050年までには「がん」を越えて死因の第一位となる1000万人の死亡が危惧されています。本シンポジウムは、市民との対話「One Healthシンポジウム」の一環として、食品と薬剤耐性菌の課題について4名の専門家にご講演頂きます。さて、食品を介してヒトの健康に影響を及ぼす細菌の薬剤耐性については、ヒトと家畜・家禽・水産物との関連性の評価研究が進んでいます。農畜水産物の生産現場ではヒトの医療現場よりも多くの抗微生物薬が使用されています。一方、家畜・家禽は経済動物という側面から成長促進・飼料効率の改善・生産性向上の目的で抗菌性物質を使用し、安定した食料供給と家畜・家禽の健康管理(動物福祉の5つの自由:病気からの自由)にも繋がっています。
 今回のシンポジウムでは、生活に身近な食肉・魚・野菜・果物などの「食品から検出される薬剤耐性菌」に焦点を絞り、農業・畜産・水産の生産性を維持しながら、薬剤耐性菌の影響がヒトに対して可能な限り及ばないようにするための、one healthの理念である医学、農学、獣医学、水産学などの領域を越えた調査協力体制とその活動をご紹介し、迫り来る「薬剤耐性菌の脅威」を皆さまと一緒に乗り越える方策を考える機会にしたいと思います。

日時 2022/ 2/26(土)13:30~15:30
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます(要事前登録)。
定員 なし
参加費 無料
プログラム

司会:石塚 真由美(日本学術会議第二部会員、北海道大学教授、公益社団法人日本獣医学会常任理事)
13:30 開会挨拶
髙井 伸二(日本学術会議第二部会員、北里大学名誉教授、日本家畜衛生学会常務理事)

座長:関崎 勉(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授、放送大学客員教授、京都大学大学院医学研究科研究員)
13:35 オープニング
田村 豊(元日本学術会議連携委員、酪農学園大学名誉教授)
13:55 食肉
下島 優香子(相模女子大学栄養科学部教授)
14:05 魚
廣野 育生(東京海洋大学学術研究院海洋生物資源学部門教授)
14:35 野菜・果物
臼井 優(酪農学園大学獣医学類准教授)
14:55 総合討論
司会:関崎 勉(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授、放送大学客員教授、京都大学大学院医学研究科研究員))
後藤 貴文(日本学術会議連携会員、鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域農学系教授)
4名の講演者(田村、下島、廣野、臼井)
16: 00 閉会挨拶
眞鍋 昇(日本学術会議第二部会員、大阪国際大学学長補佐教授)

 申込み 以下より事前参加申込みをお願いします。(2月26日(土)〆切)
参加申込みページへのリンク
申し込みいただいた方には、開催日までに視聴用URLをメールでご案内します。
 お問い合わせ先 シンポジウム事務局
E-mail: scj-tox*vetmed.hokudai.ac.jp (*を@に変更)
分科会WEBサイトへのリンク
備考 主催:日本学術会議食料科学委員会獣医学分科会・食の安全分科会・畜産学分科会
共催:公益社団法人日本獣医学会、日本家畜衛生学会
後援:北海道大学、酪農学園大学、東京海洋大学、相模女子大学、大阪国際大学、北里大学獣医学部