公開シンポジウム「自然災害を取り巻く環境はどう変化してきたか」

日時:
2022年5月9日 @ 12:30 PM – 6:00 PM
2022-05-09T12:30:00+09:00
2022-05-09T18:00:00+09:00
場所:
日本学術会議講堂からハイブリッド開催 もしくはオンライン開催
お問い合わせ:
一般社団法人 防災学術連携体
03-3830-0188

 自然災害を取り巻く環境として、時代とともに要因となるハザードや、災害を受ける社会の様式が急激に変化してきている。また、COP26 など地球温暖化に関する国際的な枠組みの議論かが本格化している現在、改めて大きな時代認識を踏まえて自然災害を取り巻く環境の変化、対応及び今後の在り方を考えることは有意義であろう。今回のシンポジウムとしては、地球温暖化に伴う気候変動や地形の改変に伴う土砂災害など人類の活動により、災害要因となるハザードや、災害を受ける側の社会環境がどのように変化し、対応をしてきたのかに注目して、情報交換と議論を行うことにより、今後の防災に向けた情報として共有したい。関連する専門家・学協会からの多くの発信を期待し、有意義な機会としたい。

日時 2022年 5月 9日(月)12:30-18:00
開催地 日本学術会議講堂からハイブリッド開催 もしくはオンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 1000名(Zoomウェビナー)
参加費 無料
プログラム  司会:日本学術会議連携会員 田村 和夫・永野 正行
12:30 開会挨拶・趣旨説明
 米田 雅子(日本学術会議会員、防災減災学術連携委員長)
12:35 来賓挨拶
 榊 真一(内閣府統括官(防災担当))
12:40 基調講演1 「人新世と自然災害~地質学から考える」
 平 朝彦(東京大学名誉教授、海洋研究開発機構顧問)
13:00 基調講演2 「人新世と自然災害~地球環境から考える」
 安成 哲三(総合地球環境学研究所、京都気候変動適応センター長)
13:20 学会からの発表
13:20~14:40 セッション1:地球・地質分野からみた環境変化と災害
 「福井県水月湖年縞堆積物から読み解く完新世後期の災害史」 鈴木 克明(日本第四紀学会)
 「気候変動にともなうサンゴ礁の変化とそれによる多様な影響」 山野 博哉(日本地理学会 )
 「衛星を利用した海色と海底火山噴火活動の関係解析-西之島,福徳岡ノ場,クラカタウ島を例として」 作野 裕司(日本リモートセンシング学会)
 「地形・地質から読み解く自然災害の変化と応用地質学的対応(仮)」 稲垣 秀輝・高見 智之(日本応用地質学会・日本地質学会)
 「熱海土砂災害の盛土崩落の解明への古生物学研究の適用」 北村 晃寿(日本古生物学会)
 「地図等から読み解く自然環境への人為の影響と災害リスクの変化」 小荒井 衛(日本地図学会)
 「気候変動が山地の斜面崩壊に与える影響」 小口 高(地理情報システム学会)
 「人新世における地形災害のリスク変化と地形学の役割」 松四 雄騎(日本地形学連合)
14:40~16:00 セッション2:気象および地域環境の変化と防災
 「地球温暖化による極端気象と災害ハザードの変化」 竹見 哲也(日本気象学会)
 「豪雨災害外力の増大に及ぼす流域特性の影響について」 小松 利光(土木学会)
 「水害リスクが高い氾濫平野における宅地・商工業地等の開発による人的・物的被害の増大」 山本 晴彦(日本自然災害学会)
 「水害受容社会の可能性」 風間 聡(水文・水資源学会)
 「安全はカネで買うもの」 東畑 郁生(地盤工学会)
 「震災・水災・土砂災害等の複合災害とレジリエントな建築・まちづくり」 久田 嘉章(日本建築学会)
 「農村の変化と自然災害」 柴田 祐(農村計画学会)
 「「人新世=都市の時代」と自然災害リスク(仮)」 加藤 孝明(都市計画学会)
16:00~16:10 休 憩
16:10~17:00 セッション3:発災後の対応における環境変化
 「救助活動に関わる環境の変化(仮)」 小山 真紀(日本地震工学会)
 「自然災害を取り巻く環境の変化と災害医療対応の進展」 近藤 久禎(日本災害医学会)
 「東日本大震災における「不均等な復興」と復興政策の課題」 除本 理史(日本地域経済学会)
 「中小規模自治体の平常業務の実態を踏まえた災害廃棄物対策に関する研究(仮)」 鈴木 慎也(廃棄物資源循環学会)
 「阿蘇地域における地産資材を活用した災害復旧の取り組み」 内田 泰三(日本緑化工学会)
17:00~18:00 セッション4:自然災害・感染症と人々の暮らし
 「気候変動・自然災害の人々の暮らしと健康への影響」 神原 咲子(日本災害看護学会)
 「生存のランドスケープ~生命・生業・生活を支えるグリーンインフラからのアプローチ~(仮)」 木下 剛(日本造園学会)
 「防災と福祉を繋ぐインクルージョン・マネジメントの活動」 辻岡 綾(地域安全学会)
 「COVID-19禍におけるプロセス産業のリスク管理」 石丸 裕(安全工学会)
 「SDGsと防災教育」 藤岡 達也(日本安全教育学会)
 「超高齢社会における複合災害への対応」 安村 誠司(安全工学会)
18:00 閉 会 挨拶
 大友 康裕(防災学術連携体代表幹事)
 申込み 以下のページのリンク先にある参加登録フォームよりお申込み下さい。
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当日の発表資料は、後日、防災学術連携体のホームページに掲載いたします。
防災学術連携体ホームページ

 問い合わせ先 一般社団法人 防災学術連携体
TEL:03-3830-0188
E-mail:info*janet-dr.com (*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議 防災減災学術連携委員会
共催:(一社)防災学術連携体