公開シンポジウム「中等教育からはじめよう!ジェンダー平等 ―誰一人取り残さない、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざして―」
中等教育に進学する時期の子どもたちは、発達段階という観点から見れば、ちょうど第二次性徴期を迎え、性や他者との深いかかわりを意識するようになり始めます。また、学校教育のカリキュラムという観点から見れば、進路にかかわって理系か文系かの選択を迫られるようにもなります。性犯罪・性暴力の防止や女子生徒の理系進学の支援といった、日本で見られるジェンダー不平等の改善策を推進するためには、中等教育におけるジェンダー平等教育が大きな鍵を握っていると考えられます。 そこで、本シンポジウムでは、日本の中等教育におけるジェンダー平等教育の現状と課題について、国際比較を通して、また歴史的考察を通して明らかにします。シンポジウムの後半では、中等教育のジェンダー平等教育に関する好事例を、実際に実践している方々から具体的に紹介していただきます。 日時 2022年5月5日(木・祝)13:30~17:00 開催地 オンライン開催 対象 どなたでも参加いただけます 定員 500名 参加費 無料 プログラム 司会:岡部 美香(日本学術会議会員 大阪大学教授) 開会挨拶 杉山 久仁子(日本学術会議会員 横浜国立大学教授) 趣旨説明 原田 範行(日本学術会議会員 慶応義塾大学教授) 講演1 「グローバルなジェンダー指標から見た日本の中等教育とそれを取り巻く環境の課題」 畠山 勝太(NPO法人サルタック理事) 講演2 「日本の中等教育におけるジェンダー平等の過去・現在・未来」 木村 涼子(大阪大学教授) 実践事例紹介 (1)「他者とともに生きる身体と心を育てる―役割を限定しないフォークダンス授業の実践」 君和田 雅子(お茶の水女子大学附属中学校教諭) (2)「学校の日常から考えるジェンダー平等教育」 工藤 洋子(大分県立別府鶴見丘高等学校教諭) (3)「地方の中学生・高校生の進路選択におけるジェンダー平等の課題」 松岡 佳奈(宮崎公立大学人文学部4回生) 寺町 晋哉(宮崎公立大学准教授) 閉会挨拶 野尻 美保子(日本学術会議会員 高エネルギー加速器研究機構教授) 申込み 参加費無料・要事前申込 以下のページのリンク先よりお申込みください。 参加申込みページへのリンク 問合せ メールアドレス: 日本教育学会事務局 jimu*jera.jp(*を@に変更) 備考 主催:日本学術会議第一部総合ジェンダー分科会、日本学術会議第二部生命科学ジェンダー・ダイバーシティ分科会 日本学術会議第三部理工学ジェンダー・ダイバーシティ分科会、日本学術会議科学者委員会男女共同参画分科会 共催:日本教育学会、教育関連学会連絡協議会、人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(GEAHSS)