第1回 JAQシンポジウム

日時: 2024年8月24日 @ 1:00 PM – 5:30 PM
場所: 早稲田大学理工学部キャンパス 57号館201教室およびオンライン

開催概要 日   時 2024年8月24日(土) 13:00~17:30 場   所 早稲田大学理工学部キャンパス 57号館201教室会場【アクセス】 & リモート のハイブリッド開催 定   員 会場 300名、 オンライン 500名 参 加 費 無料 主   催 日本クオリティ協議会(Japan Association for Quality : 通称JAQ) 共   催 (一社)日本品質管理学会、(一財)日本科学技術連盟、(一財)日本規格協会、 (一社)日本能率協会、(一社)品質工学会、早稲田大学理工学術院(棟近雅彦) 協   賛 NPO法人 横断型基幹科学技術研究団体連合、日本マネジメントシステム認証機関協議会、(一社)中部品質管理協会 後   援 (公社)日本監査役協会、経済産業省(申請中)   開催主旨 JAQでは、品質不祥事の増加により、日本の産業競争力が衰退していると懸念しています。 「新時代を切り開く品質立国日本の再生に向けて」のシンポジウムは、日本の国際競争力向上のために何をすべきかを 議論するために企画されました。品質問題への反省を通じて、問題の芽を未然に防ぐことが可能だと考えています。 日本の産業界が培ってきたTQM(Total Quality Management)は「人間尊重」「三現主義」「顧客重視」「全員経営」 「データ利活用」などの精神に基づいており、今後の組織経営に有効です。特に、データ利活用やAI品質のガバナンス強化、 DX品質管理などの新技術の活用が重要です。しかし、これらの技術の誤用や悪意のあるアタックへのリスクも存在します。 これをコントロールするためには、経営が主体となってマネジメントシステムを上手に活用し、倫理と誠実さに基づく TQMの実践が必要です。 日本の産業競争力は世界トップランナーに遅れを取っているため、再び品質立国としてイノベーションを起こすためには、 新たな行動と基盤の構築が必要です。 今回のシンポジウムを通じて、多くの方々と製品・サービスの質、人の質、組織の質、 経営の質について議論し、「品質立国日本」の再生に向けて継続的な活動につなげていくことを目指しています。   参加申込 ■お申込みはこちら 参加申込 ■締切:2024年8月20日(火 ) 17:00 《オンライン参加の方へ》 ※開催日の前日までにご登録いただいたメールアドレス宛に「視聴に関するご案内」をお送りします。  尚、定員に達しましたら、参加申込みを終了させていただきます。予めご了承ください。 ※当日はたいへん多くの方の参加が見込まれるため、アクセス時のトラブル等に関しては対応いたしかねます。  また、配信システム障害などがあった場合には、止むを得ず配信を中止することがありますので、予めご了承ください。 お問い合わせ JAQ事務局 mail: jimukyoku@jaq.gr.jp

横幹連合2024年度定時総会

日時: 2024年5月23日 @ 2:00 PM – 5:00 PM
場所: 早稲田大学早稲田キャンパス11号館4階406号室, 東京都 新宿区西早稲田1-6-1

開会 【挨拶】 14:00~14:05 会長:安岡 善文 【議事】 14:05~14:35 第1号議案:新役員の選任 第2号議案:代表理事(会長および副会長)の選任 第3号議案:2023年度事業報告および2024年度事業計画案 第4号議案:2023年度収支決算報告および2024年度予算案 報告事項1:横幹連合創立20周年記念事業について 【木村賞表彰、受賞論文紹介】 14:45~15:45 受賞者 横川 慎二氏(電気通信大学) 「感染症予防難易度の高い社会福祉施設の空気質管理」 【特別講演】 16:00~17:00 タイトル:「我が国の標準化と品質管理の現状と挑戦」 講演者:朝日 弘氏(一般財団法人日本規格協会 理事長) 概要:標準化や品質管理の概念は、製品に限らず組織運営、社会構造のさまざまな仕組みにまで浸透し、時代を経るごとに拡大しています。戦後直後に設立された弊協会は伝統を守りつつ、時代の要請に柔軟に対応して参りました。本講演では、それらの歴史を振り返りつつ、現在進行する産学官による「日本型標準加速化モデル」、「日本クオリティ協議会」との連携強化の取組など、国内外の動向を踏まえ弊協会の活動と展望をご紹介いたします。 閉会 ■懇親会 17:10~18:30 11号館4階408号室(参加費5,000円)

企業革新研究会(2024年 第6回)

日時: 2024年11月30日 @ 4:00 PM – 5:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.10.31 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗  次の要領で「企業革新研究会」の第14回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年11月30日(土) 16:00~17:45 (ZOOM開催)                               (報告:60分、コメント・ディスカッション:45分) 報告者: 平松 庸一 (日本大学教授) テーマ:「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント:DMC (Dynamic Managerial Capability)の駆動因となるDRC (Dynamic Resource Capability)の視点からの提起」 コメンテーター:河合 忠彦(筑波大学名誉教授) 司 会: 木村 裕斗(東洋大学教授)  研究会の目的・進め方等については、備考をご覧頂きたいと思います。本年の前半の「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマでの最終回となりますので、コメントでは今回のシリーズについての簡単な総括もおこないます。  参加御希望の方は学会のホームページから「11月28日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/215 参考文献 Snell, S., Swart, J., Morris, S. and, Boon, C. (2023). Special issue: the ecosystem of work and organization: theoretical frameworks and future directions, Human Resource Management, 62(1), 5-14. Hiramatsu, Y., (2022). Creating resilient and sustainable medical organizations—an empirical study of a medical facility facing the uncertainty of the COVID-19 pandemic—, Journal of Strategic Management Studies,13(2),79-88. Ployhart, R. E., Nyberg, A. J., Reilly, G., and Maltarich, M. A. (2014). Human Capital Is Dead; Long Live Human Capital Resources! Journal of Management, 40(2), 371–398. 備考               企業革新研究会 2024年前半のプログラム   企業革新研究会は、昨年度は、前半の第1回プログラムでは「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」という“統一テーマ”について、組織論(集団と創造性、個人と集団の適応・逸脱論等)、戦略的人的資源管理論と人的資本価値創造経営論、サステナブル経営論、DMC(ダイナミックマネジリアルケイパビリティ)パースペクティブなどの視点から5回の研究会を開催し、後半は、第2回プログラムとして、「トヨタとホンダはEV(とConnected […]

企業革新研究会(2024年 第5回)

日時: 2024年10月12日 @ 6:00 PM – 7:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.9.14 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗 次の要領で「企業革新研究会」の第13回会合を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年10月12日(土) 18:00~19:45 (ZOOM開催)                               (報告:60分、コメント・ディスカッション:45分) 報告者: 古屋 紀人 (Institute of Global Business=IGBネットワーク(株)代表取締役、米国ミズーリ大学セントルイス校(International Advisory Board Member), Kozai Group日本代表) テーマ:「IOT/AI時代の多国籍企業と国際的人的資源管理におけるダイバーシティマネジメント」 コメンテーター:薄上 二郎 (青山学院大学 教授) 司 会: 西尾 弘一(中央大学経済研究所 客員研究員)  研究会の目的・進め方等については、備考をご覧頂きたいと思いますが、本年の前半は、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで6回の研究会を開催致します。  参加御希望の方は学会のホームページから「10月10日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/213 参考文献 古屋紀人、フォンズ・トロンぺナールス、ハムデン・ターナー(2014)、異文化間のグローバル人材戦略、白桃書房 小野浩(2024)人的資本の論理⁻人間行動の経済学的アプローチ 日本経済新聞出版社 日本在外企業協会(2019)日本企業の在外企業の組織人制度調査結果 SEA(2022) Management Data-of Japanese Subsidiaries of Asian Countries  Furuya N. et al (2007) The effect of HR, policies and repatriate self-adjustment on global competencies transfer, Asian Pacific Journal of Human Resource Management 22 209-229 Furuya, N (2015) Global Workforce Professional Profile in Chapter 2 of Managing a Global Workforce Routledge 備考                       企業革新研究会 2024年前半のプログラム   企業革新研究会は、昨年度は、前半の第1回プログラムでは「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」という“統一テーマ”について、組織論(集団と創造性、個人と集団の適応・逸脱論等)、戦略的人的資源管理論と人的資本価値創造経営論、サステナブル経営論、DMC(ダイナミックマネジリアルケイパビリティ)パースペクティブなどの視点から5回の研究会を開催し、後半は、第2回プログラムとして、「トヨタとホンダはEV(とConnected cars)」ウォーズにおいてプラットフォーマー他といかに戦おうとしているのか、その勝算はどこにあるのか」という統一テーマのもとに、「EVウォーズにおけるトヨタの戦略」、「自動運転技術による新価値創造」、「EVウォーズの統合的分析枠組みとホンダのEV戦略への適用」などについて3回の研究会を開催致しました。  尚、昨年前半の第1回プログラムについてはJSMS(15-2)でその特集が組まれ、松田千恵子先生、山﨑京子先生、木村裕斗先生の論文が掲載されました。(なお、JSMS (16-2)(来年3月刊行予定)には他の2つの論文が掲載される予定です。)また、第2回プログラムについては、その特集をJSMS (16-1)(本年9月発行予定)に掲載の予定です。  これを承けて2024年の前半は、同年の第1回プログラムとして、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで数回の研究会を開催致します。ダイバーシティ(・マネジメント)についての研究は、次のいずれにフォーカスするかにより、次の2つに大別されます。   A:「個人の幸福の実現」   B:「企業の競争力/存続能力の強化」  このうち、Aについては経営倫理論、社会的責任論などの分野で研究が進展していますが、Bについての研究は遅れており、「現在、多くの企業では、多様性(ダイバーシティ)が重要視されているが、それをどう経営成果に結びつけていくかについては、暗中模索である」(守島基博、日本経済新聞、2022年11月12日」)という状況にあります。  そして、その主因として考えられるのは、Aがより“普遍的な”価値に関するものであるためによりアプローチしやすかったのに対し、Bは基本的に“状況依存的”であるために、「今日の環境下で企業の競争力/存続能力の強化のためには何が必要か」、したがってまたその実現のためにはいかなるダイバーシティが求められているのか、またそれを実現するにはどうすればよいのか」という形で論理を展開しなくてはならず、それには、戦略、戦略と環境の適合性、戦略と組織の適合性、などを分析に取り込む必要があり、理論化がより困難だったことがあると考えられます。  なお、米国では、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がダイバーシティに関する目標の一部を廃止するなど、多くの企業が「DEI(多様性、公正性=エクイティ、包括性=インクルージョン)」に関する戦略を見直しつつあるとされ、その主因の1つとして、DEIに関する目標が企業の中核的なビジネス目標とどのように関係しているかが示されていないことが指摘されていますが(日本経済新聞、2024年1月26日)これは、上述の「B」についての研究はそれ自体として重要であるのみならず、「A」の研究・実現にとっても不可欠なことを示唆しており、その意義の大きさを示すものと言えます。  また、日本でも、「副業人材相互受け入れ、日立・ソニー、AIや半導体で。多様性で技術革新」という記事がありましたが(日本経済新聞、2024年2月1日)、これなどは、「B」についての研究の必要性をストレートに示すものといえそうです。  そこで本年の前半は、以上のような視点に立つ本研究会のダイバーシティ・マネジメント研究の最初のプログラムとして、次に述べる数回の研究会を開催致します。 2024年度(前半)プログラムの概略  上述の問題意識にもとづき、IoT/AI時代にある日本企業に求められている「競争力/存続能力の強化」のポイント(P)を3点に絞り、それぞれに対するダイバーシティ・マネジメントがいかなるもの(であるべき)かについて検討することとします。 [P1] 創造性/革新性の高い多様な人材が各自の能力を十分に発揮できる組織の形成 これは、IoT/AI時代に限らず、競争力・存続能力の強化のためのもっとも基礎的な対策であり、多様な人材のそれぞれが持てる能力を十分に発揮できる組織の形成を意味します。  なお、先述の「A」(個人の幸福の実現)に関する研究と重なる部分があることに注意が必要です。 [P2] ディジタル人材の育成 これは、IoT/AI時代の競争力/存続能力の強化にとって不可欠な基礎的対策と言えるものです。 [P3] 高い「戦略の構築/転換能力」とその実現のための「資源の構築/転換能力」をもった人材の育成 […]

企業革新研究会(2024年 第4回)

日時: 2024年7月20日 @ 2:00 PM – 3:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.6.24 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗 次の要領で「企業革新研究会」の第12回会合を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年7月20日(土) 14:00~15:45 (ZOOM開催)                (報告:60分、コメント・ディスカッション:45分) 報告者: 林 恭子(グロービス経営大学院 教授) テーマ: 「IoT/AI時代のリスキリング(特にディジタル人材)」 コメンテーター:古屋 紀人(Institute of Global Business=IGBネットワーク(株)代表取締役、米国ミズーリ大学セントルイス校(International Advisory Board Member), Kozai Group日本代表) 司 会: 平松 庸一(日本大学 教授)  研究会の目的・進め方等については、備考をご覧頂きたいと思いますが、本年の前半は、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで6回の研究会を開催致しています(今回はその第4回目です)。  参加御希望の方は学会のホームページから「7月18日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/211 参考文献 ・リクルートワークス研究所(2021)「リスキリングする組織 デジタル社会を生き抜く企業と個人をつくる」『Works Report 2021』https://www.works-i.com/research/works-report/item/reskillingtext2021.pdf ・後藤宗明(2022)「自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング」日本能率協会マネジメントセンター ・小林祐児 (2023) 「リスキリングは経営課題~日本企業の「学びとキャリア」考~」光文社新書 ・ジョン・ドノバン, キャシー・ベンコ(2017)「技術が廃れても技術者は廃れない AT&Tはいかに社員を再教育したのか」ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2017年5月号 備考  企業革新研究会 2024年前半のプログラム  企業革新研究会は、昨年度は、前半の第1回プログラムでは「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」という“統一テーマ”について、組織論(集団と創造性、個人と集団の適応・逸脱論等)、戦略的人的資源管理論と人的資本価値創造経営論、サステナブル経営論、DMC(ダイナミックマネジリアルケイパビリティ)パースペクティブなどの視点から5回の研究会を開催し、後半は、第2回プログラムとして、「トヨタとホンダはEV(とConnected cars)」ウォーズにおいてプラットフォーマー他といかに戦おうとしているのか、その勝算はどこにあるのか」という統一テーマのもとに、「EVウォーズにおけるトヨタの戦略」、「自動運転技術による新価値創造」、「EVウォーズの統合的分析枠組みとホンダのEV戦略への適用」などについて3回の研究会を開催致しました。  尚、昨年前半の第1回プログラムについてはJSMS(15-2)でその特集が組まれ、松田千恵子先生、山﨑京子先生、木村裕斗先生の論文が掲載されました。(なお、JSMS (16-2)(来年3月刊行予定)には他の2つの論文が掲載される予定です。)また、第2回プログラムについては、その特集をJSMS (16-1)(本年9月発行予定)に掲載の予定です。  これを承けて2024年の前半は、同年の第1回プログラムとして、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで数回の研究会を開催致します。ダイバーシティ(・マネジメント)についての研究は、次のいずれにフォーカスするかにより、次の2つに大別されます。   A:「個人の幸福の実現」   B:「企業の競争力/存続能力の強化」  このうち、Aについては経営倫理論、社会的責任論などの分野で研究が進展していますが、Bについての研究は遅れており、「現在、多くの企業では、多様性(ダイバーシティ)が重要視されているが、それをどう経営成果に結びつけていくかについては、暗中模索である」(守島基博、日本経済新聞、2022年11月12日」)という状況にあります。  そして、その主因として考えられるのは、Aがより“普遍的な”価値に関するものであるためによりアプローチしやすかったのに対し、Bは基本的に“状況依存的”であるために、「今日の環境下で企業の競争力/存続能力の強化のためには何が必要か」、したがってまたその実現のためにはいかなるダイバーシティが求められているのか、またそれを実現するにはどうすればよいのか」という形で論理を展開しなくてはならず、それには、戦略、戦略と環境の適合性、戦略と組織の適合性、などを分析に取り込む必要があり、理論化がより困難だったことがあると考えられます。  なお、米国では、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がダイバーシティに関する目標の一部を廃止するなど、多くの企業が「DEI(多様性、公正性=エクイティ、包括性=インクルージョン)」に関する戦略を見直しつつあるとされ、その主因の1つとして、DEIに関する目標が企業の中核的なビジネス目標とどのように関係しているかが示されていないことが指摘されていますが(日本経済新聞、2024年1月26日)これは、上述の「B」についての研究はそれ自体として重要であるのみならず、「A」の研究・実現にとっても不可欠なことを示唆しており、その意義の大きさを示すものと言えます。  また、日本でも、「副業人材相互受け入れ、日立・ソニー、AIや半導体で。多様性で技術革新」という記事がありましたが(日本経済新聞、2024年2月1日)、これなどは、「B」についての研究の必要性をストレートに示すものといえそうです。  そこで本年の前半は、以上のような視点に立つ本研究会のダイバーシティ・マネジメント研究の最初のプログラムとして、次に述べる数回の研究会を開催致します。 2024年度(前半)プログラムの概略  上述の問題意識にもとづき、IoT/AI時代にある日本企業に求められている「競争力/存続能力の強化」のポイント(P)を3点に絞り、それぞれに対するダイバーシティ・マネジメントがいかなるもの(であるべき)かについて検討することとします。 [P1] 創造性/革新性の高い多様な人材が各自の能力を十分に発揮できる組織の形成 これは、IoT/AI時代に限らず、競争力・存続能力の強化のためのもっとも基礎的な対策であり、多様な人材のそれぞれが持てる能力を十分に発揮できる組織の形成を意味します。 なお、先述の「A」(個人の幸福の実現)に関する研究と重なる部分があることに注意が必要です。 [P2] ディジタル人材の育成 これは、IoT/AI時代の競争力/存続能力の強化にとって不可欠な基礎的対策と言えるものです。 [P3] 高い「戦略の構築/転換能力」とその実現のための「資源の構築/転換能力」をもった人材の育成 これは、今日のような環境変化の大きさとその速度が速い時代に対応するための不可欠の能力の構築を意味します。  各回の研究会は以下のとおりです(予定)。 第1回:「ダイバーシティ・マネジメント研究の現況と新展開の方向性」 第2回:「IoT/AI時代の労働(含テレワーク等)及びキャリアの多様性」 第3回:「IoT/AI時代のキャリア・ダイバーシティ」 第4回:「IoT/AI時代のリスキリング(特にディジタル人材)」 第5回:「IoT/AI時代の多国籍企業と国際人的資源管理におけるダイバーシティ・マネジメント」 第6回:「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント:DMC (Dynamic Managerial Capability)の駆動因となるDRC (Dynamic Resource Capability)の視点からの提起」 なお、本年後半のプログラムは現在検討中ですが、近年、グローバルな「AIへの社会的規制」の動向と「オープンAI」におけるコーポレートガバナンスの混乱などの先端的な問題から自動車業界の「検査不正」などの古典的な問題まで、コーポ―レートガバナンス(論)と企業の社会的責任(論)の関係を問い直す必要が生じているようですので、その問題を候補の1つと考えています。「そういうテーマならぜひとも話したい」という方がおられましたら、ご相談させて頂きたいと思いますので世話人までご連絡ください。 以上

企業革新研究会(2024年 第3回)

日時: 2024年6月22日 @ 4:00 PM – 5:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.5.23 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗 次の要領で「企業革新研究会」の本年第3回会合を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年6月22日(土) 16:00~17:45 (ZOOM開催)                               (報告:60分、コメント・ディスカッション:45分) 報告者: 浅野 浩美(事業創造大学院大学)(60分) テーマ: IoT時代のキャリア・ダイバーシティ コメンテーター: 野村 かすみ(労働政策研究・研修機構) 司会: 木村 裕斗(東洋大学)  研究会の目的・進め方等については、備考をご覧頂きたいと思いますが、本年の前半は、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで6回の研究会を開催致します。  参加御希望の方は学会のホームページから「6月20日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/208  なお、第4回には、林 恭子先生(グロービス経営大学院大学)にお話しいただく予定です。 参考文献 ・宮城まり子. (2021). ウィズ・コロナ時代のキャリア形成. 日本労働研究雑誌, 63(4), 79-83.  https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2021/04/pdf/079-083.pdf ・労働政策研究・研修機構(2017)「JILPT調査 AIの導入で職場はどう変わるのか、必要な準備は何か?」, 『ビジネス・レーバー・トレンド』, 2017年8・9月号, 24-33.  https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2017/0809/024-033.pdf ・浅野浩美(2023)キャリアコンサルティング―押さえておきたい関連情報 – 第13回 人的資本情報開示と「キャリア」  https://www.rosei.jp/readers/article/85506 備考                       企業革新研究会 2024年前半のプログラム   企業革新研究会は、昨年度は、前半の第1回プログラムでは「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」という“統一テーマ”について、組織論(集団と創造性、個人と集団の適応・逸脱論等)、戦略的人的資源管理論と人的資本価値創造経営論、サステナブル経営論、DMC(ダイナミックマネジリアルケイパビリティ)パースペクティブなどの視点から5回の研究会を開催し、後半は、第2回プログラムとして、「トヨタとホンダはEV(とConnected cars)」ウォーズにおいてプラットフォーマー他といかに戦おうとしているのか、その勝算はどこにあるのか」という統一テーマのもとに、「EVウォーズにおけるトヨタの戦略」、「自動運転技術による新価値創造」、「EVウォーズの統合的分析枠組みとホンダのEV戦略への適用」などについて3回の研究会を開催致しました。  なお、昨年前半の第1回プログラムについてはJSMS(15-2)でその特集が組まれ、松田千恵子先生、山﨑京子先生、木村裕斗先生の論文が掲載されました。また、第2回プログラムについては、その特集をJSMS (16-1)(本年9月発行予定)に掲載される予定です。  これを承けて2024年の前半は、同年の第1回プログラムとして、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで数回の研究会を開催致します。ダイバーシティ(・マネジメント)についての研究は、次のいずれにフォーカスするかにより、次の2つに大別されます。 A:「個人の幸福の実現」 B:「企業の競争力/存続能力の強化」  このうち、Aについては経営倫理論、社会的責任論などの分野で研究が進展していますが、Bについての研究は遅れており、「現在、多くの企業では、多様性(ダイバーシティ)が重要視されているが、それをどう経営成果に結びつけていくかについては、暗中模索である」(守島基博、日本経済新聞、2022年11月12日」)という状況にあります。  そして、その主因として考えられるのは、Aがより“普遍的な”価値に関するものであるためによりアプローチしやすかったのに対し、Bは基本的に“状況依存的”であるために、「今日の環境下で企業の競争力/存続能力の強化のためには何が必要か」、したがってまたその実現のためにはいかなるダイバーシティが求められているのか、またそれを実現するにはどうすればよいのか」という形で論理を展開しなくてはならず、それには、戦略、戦略と環境の適合性、戦略と組織の適合性、などを分析に取り込む必要があり、理論化がより困難だったことがあると考えられます。  なお、米国では、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がダイバーシティに関する目標の一部を廃止するなど、多くの企業が「DEI(多様性、公正性=エクイティ、包括性=インクルージョン)」に関する戦略を見直しつつあるとされ、その主因の1つとして、DEIに関する目標が企業の中核的なビジネス目標とどのように関係しているかが示されていないことが指摘されていますが(日本経済新聞、2024年1月26日)これは、上述の「B」についての研究はそれ自体として重要であるのみならず、「A」の研究・実現にとっても不可欠なことを示唆しており、その意義の大きさを示すものと言えます。  また、日本でも、「副業人材相互受け入れ、日立・ソニー、AIや半導体で。多様性で技術革新」という記事がありましたが(日本経済新聞、2024年2月1日)、これなどは、「B」についての研究の必要性をストレートに示すものといえそうです。  そこで本年の前半は、以上のような視点に立つ本研究会のダイバーシティ・マネジメント研究の最初のプログラムとして、次に述べる数回の研究会を開催致します。 2024年度(前半)プログラムの概略  上述の問題意識にもとづき、IoT/AI時代にある日本企業に求められている「競争力/存続能力の強化」のポイント(P)を3点に絞り、それぞれに対するダイバーシティ・マネジメントがいかなるもの(であるべき)かについて検討することとします。  [P1] 創造性/革新性の高い多様な人材が各自の能力を十分に発揮できる組織の形成  これは、IoT/AI時代に限らず、競争力・存続能力の強化のためのもっとも基礎的な対策であり、多様な人材のそれぞれが持てる能力を十分に発揮できる組織の形成を意味します。  なお、先述の「A」(個人の幸福の実現)に関する研究と重なる部分があることに注意が必要です。  [P2] ディジタル人材の育成  これは、IoT/AI時代の競争力/存続能力の強化にとって不可欠な基礎的対策と言えるものです。  [P3] 高い「戦略の構築/転換能力」とその実現のための「資源の構築/転換能力」をもった人材の育成  これは、今日のような環境変化の大きさとその速度が速い時代に対応するための不可欠の能力の構築を意味します。  各回の研究会は以下のとおりです(予定)。 第1回:「ダイバーシティ・マネジメント研究の現況と新展開の方向性」 第2回:「IoT/AI時代の労働(含テレワーク等)及びキャリアの多様性 第3回:「IoT/AI時代のキャリア・ダイバーシティ」 第4回:「IoT/AI時代のリスキリング(特にディジタル人材)(仮)」 第5回:「IoT/AI時代の多国籍企業と国際人的資源管理におけるダイバーシティ・マネジメント」 第6回:「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント:DMC (Dynamic Managerial Capability)の駆動因となるDRC (Dynamic Resource Capability)の視点からの提起」 なお、本年後半のプログラムは現在検討中ですが、近年、グローバルな「AIへの社会的規制」の動向と「オープンAI」におけるコーポレートガバナンスの混乱などの先端的な問題から自動車業界の「検査不正」などの古典的な問題まで、コーポ―レートガバナンス(論)と企業の社会的責任(論)の関係を問い直す必要が生じているようですので、その問題を候補の1つと考えています。「そういうテーマならぜひとも話したい」という方がおられましたら、ご相談させて頂きたいと思いますので世話人までご連絡ください。     以上

企業革新研究会(2024年 第2回)

日時: 2024年5月12日 @ 3:00 PM – 4:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.4.15 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗 次の要領で「企業革新研究会」の本年第2回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年5月12日(日) 15:00~16:45 (ZOOM開催)                               (報告:60分、コメント・ディスカッション:45分) 報告者: 高村 静(中央大学)(60分) テーマ: IoT時代の働き方(含テレワーク等)及びキャリアの多様性 コメンテーター: 浅野 浩美(事業創造大学院大学)          高桑健太郎 (レアソン リサーチ&コンサルティンググループ) 司会: 木村 裕斗(東洋大学) 研究会の目的・進め方等については、備考をご覧頂きたいと思いますが、本年の前半は、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで6回の研究会を開催致します。  参加御希望の方は学会のホームページから「5月10日までに」参加登録をしてください。登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 *なお、第3回では、「IoT/AI時代のキャリア・ダイバーシティ(仮)」という テーで浅野浩美先生(事業創造 大学院大学)にお話しいただく予定です。 参考文献 ・高村静(2023) 「コロナ禍のテレワークで起きていたこと─ ワーク・ライフ・クラフティング行動に着目して─」 『キャリアデザイン研究』19, 5-18 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/cdij/list/-char/ja ・梅崎修・高村静・坂本憲一(2023)「分散型ワークにおける管理職のマネジメント行動」 『生涯学習とキャリアデザイン』 21(1) 19-29 生涯学習とキャリアデザインVol.21-1 【2023年10月 発行】 – 法政大学 (hosei.ac.jp) ・高村静・坂本憲一・梅崎修(2022)「新しい働き方としての分散型ワークとその実践例─ 株式会社オカムラの事例─」キャリアデザイン研究 18 147-153 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cdij/18/0/18_147/_article/-char/ja/ ・高村静監修 中央大学『知の回廊』 第142回「コロナ禍で加速したテレワーク 光と影・その展望」https://www.youtube.com/watch?v=i12w7mM05ys ・坂爪洋美・高村静(2020)『管理職の役割 (【シリーズダイバーシティ経営】)』中央経済社 ・佐藤 博樹・石 恵美子・坂爪 洋美(2022)『多様な人材のマネジメント』(【シリーズダイバーシティ経営】)』中央経済社 備考  企業革新研究会 2024年前半のプログラム   企業革新研究会は、昨年度は、前半の第1回プログラムでは「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方策はいかなるものか」という“統一テーマ”について、組織論(集団と創造性、個人と集団の適応・逸脱論等)、戦略的人的資源管理論と人的資本価値創造経営論、サステナブル経営論、DMC(ダイナミックマネジリアルケイパビリティ)パースペクティブなどの視点から5回の研究会を開催し、後半は、第2回プログラムとして、「トヨタとホンダはEV(とConnected cars)」ウォーズにおいてプラットフォーマー他といかに戦おうとしているのか、その勝算はどこにあるのか」という統一テーマのもとに、「EVウォーズにおけるトヨタの戦略」、「自動運転技術による新価値創造」、「EVウォーズの統合的分析枠組みとホンダのEV戦略への適用」などについて3回の研究会を開催致しました。 尚、昨年前半の第1回プログラムについてはJSMS(15-2)(近刊)でその特集が組まれ、松田千恵子先生、山﨑京子先生、木村裕斗先生の論文が掲載されます。(なお、JSMS (16-2)(来年3月刊行予定)には他の2つの論文が掲載される予定です。)また、第2回プログラムについては、その特集をJSMS (16-1)(本年9月発行予定)に掲載の予定です。  これを承けて2024年の前半は、同年の第1回プログラムとして、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで数回の研究会を開催致します。ダイバーシティ(・マネジメント)についての研究は、次のいずれにフォーカスするかにより、次の2つに大別されます。   A:「個人の幸福の実現」   B:「企業の競争力/存続能力の強化」  このうち、Aについては経営倫理論、社会的責任論などの分野で研究が進展していますが、Bについての研究は遅れており、「現在、多くの企業では、多様性(ダイバーシティ)が重要視されているが、それをどう経営成果に結びつけていくかについては、暗中模索である」(守島基博、日本経済新聞、2022年11月12日」)という状況にあります。  そして、その主因として考えられるのは、Aがより“普遍的な”価値に関するものであるためによりアプローチしやすかったのに対し、Bは基本的に“状況依存的”であるために、「今日の環境下で企業の競争力/存続能力の強化のためには何が必要か」、したがってまたその実現のためにはいかなるダイバーシティが求められているのか、またそれを実現するにはどうすればよいのか」という形で論理を展開しなくてはならず、それには、戦略、戦略と環境の適合性、戦略と組織の適合性、などを分析に取り込む必要があり、理論化がより困難だったことがあると考えられます。  なお、米国では、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がダイバーシティに関する目標の一部を廃止するなど、多くの企業が「DEI(多様性、公正性=エクイティ、包括性=インクルージョン)」に関する戦略を見直しつつあるとされ、その主因の1つとして、DEIに関する目標が企業の中核的なビジネス目標とどのように関係しているかが示されていないことが指摘されていますが(日本経済新聞、2024年1月26日)これは、上述の「B」についての研究はそれ自体として重要であるのみならず、「A」の研究・実現にとっても不可欠なことを示唆しており、その意義の大きさを示すものと言えます。  また、日本でも、「副業人材相互受け入れ、日立・ソニー、AIや半導体で。多様性で技術革新」という記事がありましたが(日本経済新聞、2024年2月1日)、これなどは、「B」についての研究の必要性をストレートに示すものといえそうです。  そこで本年の前半は、以上のような視点に立つ本研究会のダイバーシティ・マネジメント研究の最初のプログラムとして、次に述べる数回の研究会を開催致します。 2024年度(前半)プログラムの概略  上述の問題意識にもとづき、IoT/AI時代にある日本企業に求められている「競争力/存続能力の強化」のポイント(P)を3点に絞り、それぞれに対するダイバーシティ・マネジメントがいかなるもの(であるべき)かについて検討することとします。 [P1] 創造性/革新性の高い多様な人材が各自の能力を十分に発揮できる組織の形成  これは、IoT/AI時代に限らず、競争力・存続能力の強化のためのもっとも基礎的な対策であり、多様な人材のそれぞれが持てる能力を十分に発揮できる組織の形成を意味します。  なお、先述の「A」(個人の幸福の実現)に関する研究と重なる部分があることに注意が必要です。 [P2] ディジタル人材の育成  これは、IoT/AI時代の競争力/存続能力の強化にとって不可欠な基礎的対策と言えるものです。 [P3] 高い「戦略の構築/転換能力」とその実現のための「資源の構築/転換能力」をもった人材の育成  これは、今日のような環境変化の大きさとその速度が速い時代に対応するための不可欠の能力の構築を意味します。  各回の研究会は以下のとおりです(予定)。 第1回:「ダイバーシティ・マネジメント研究の現況と新展開の方向性」 第2回:「IoT/AI時代の労働(含テレワーク等)及びキャリアの多様性 第3回:「IoT/AI時代のキャリア・ダイバーシティ(仮)」 第4回:「IoT/AI時代のリスキリング(特にディジタル人材)(仮)」 第5回:「IoT/AI時代の多国籍企業と国際人的資源管理におけるダイバーシティ・マネジメント」 第6回:「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント:DMC (Dynamic Managerial Capability)の駆動因となるDRC (Dynamic Resource Capability)の視点からの提起」  なお、本年後半のプログラムは現在検討中ですが、近年、グローバルな「AIへの社会的規制」の動向と「オープンAI」におけるコーポレートガバナンスの混乱などの先端的な問題から自動車業界の「検査不正」などの古典的な問題まで、コーポ―レートガバナンス(論)と企業の社会的責任(論)の関係を問い直す必要が生じているようですので、その問題を候補の1つと考えています。「そういうテーマならぜひとも話したい」という方がおられましたら、ご相談させて頂きたいと思いますので世話人までご連絡ください。 以上

企業革新研究会(2024年 第1回)

日時: 2024年4月6日 @ 2:00 PM – 3:45 PM
場所: ZOOM 開催

2024.3.4 世話人:河合忠彦、西尾弘一 アドバイザー:平松庸一、木村裕斗 次の要領で「企業革新研究会」の本年第1回研究会を開催致しますので是非ともご参加ください。非学会員の方の参加も可能です。 日 時: 2024年4月6日(土) 14:00~15:45 (ZOOM開催)                               (報告:70分、コメント・ディスカッション:35分) 報告者・テーマ 1:桑山三恵子(一橋大学 CFO教育研究センター 客員研究員)(40分) テーマ: 「日本企業のダイバーシティの現状と課題ーグループシンクからの脱却の観点から(仮題)」 2:平松 庸一(日本大学 教授)(30分) テーマ: 「ダイナミック(資源)ケイパビリティ論からのダイバーシティへの接近」 コメンテーター&司会: 平松 庸一 研究会の目的・進め方等については、備考をご覧いただきたいと思いますが、本年の前半は、「企業の競争力/存続能力の強化に資するIoT/AI時代のダイバーシティ・マネジメント」という統一テーマで5回の研究会を開催致します。 第2回には、「「IoT時代の働き方(含テレワーク等)及びキャリアの多様性(仮題)」というテーマで高村静先生(中央大学 准教授)にお話しいただく予定です。) 参加御希望の方は学会のホームページから「4月4日までに」参加登録をしてください。 https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/204 登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。 参考文献  《桑山》 ・出見世信之(2014)「利害関係者論から見たダイバーシティ・マネジメント」『日本経営倫理学会誌』21, 33-42頁 ・B.カーズ(2021)「女性取締役が多い銀行は不正が少ない」『Diamond Harvard Business Review』 October 2021, ダイヤモンド社, 10-12頁 ・桑山三恵子(2013)「未来を開くワーク・ライフ・バランス 第2節 女性の社会進出と課題」田中宏司・水尾順一編著『人にやさしい会社ー安全・安心、きずなの経営』白桃書房 ・桑山三恵子(2023)「日本企業のダイバーシティへの進化プロセス」日本経営倫理学会編『経営倫理入門ーサステナビリティ経営をめざして』第Ⅱ部実践的アプローチ編第9章、183-196頁、文眞堂