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■シンポジウム委員会■ 【企画委員長】 加藤俊一(中央大学) 【運営委員】 井越昌紀(東京都立大学) 伊福部 達(東京大学) 下村芳樹(首都大学東京) 岡谷 大(東京農工大学) 土井美和子(東芝) 岡本孝司(東京大学) 松浦 執(東海大学) 佐野明人(名古屋工業大学) 松元明弘(東洋大学) 大倉典子(芝浦工業大学) 出口光一郎(東北大学) |
共生コミュニケーション支援調査研究会シンポジウム
こころを結ぶ共生時代にむけた技術戦略を探る
− 人と人、人と人工物をとりもつ
共生コミュニケーションとビジネスチャンス−
★このイベントは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 | |
日 時: | 2006年10月14日(土)13:00〜18:10 |
会 場: | 中央大学 後楽園キャンパス 3号館 10階 大会議室 (東京都文京区春日1-13-27) |
主 催: | 横幹連合、精密工学会、日本感性工学会 |
協 賛: | 日本機械学会、、情報処理学会、電子情報通信学会 |
企 画: | 「共生コミュニケーション支援」横幹連合調査研究会・精密工学会分科会 |
開催趣旨: | 21世紀は多様性の時代であると同時に共生の時代であると言われています。 ここでは、物質的な豊かさを超えてこころの豊かさが求められ、一人ひとりの価値観や特質を理解しながら、 相互に支え合うことのできる社会を実現することが基本的な目標となってきています。 そのためには、単なる「生存」ではなく、より「質的な満足感」や「よろこびが得られる満足感」をともなった QOL(クオリティーオブライフ:人生・生活の質) やコミュニケーションの考え方に基づいて「共生」する との視点を持つことが重要です。 本シンポジウムでは、「人が人・社会・環境・工業製品などと共生」するには、 どのような学問や技術分野が関連し、それがどのように経済活動につながるかなどを、 「共生」と関わる様々な分野から掘り下げます。これからの共生の時代を迎えるにあたって、 これらの講演・議論を通して「共生の時代」には学問だけでなく、どのようなビジネスチャンスがあるか をも考えていただける契機になることを願って本シンポジウムを開催します。 |
プログラム: | html版、 PDF版(A4判) |
参加費: | 主催・協賛学会の会員 2,000円 一般 5,000円 学生 ※学生は参加を無料といたしました! この機会にぜひご参加ください。 |
参加申込み 方法: |
このイベントは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 |
お問合せ先: | 横幹連合 事務局 シンポジウム係 E-mail: tel:03-3814-4130 |
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【プログラム】
(敬称略) | ||
司会: | 大倉 典子 芝浦工業大学 |
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13:00 | 開会のあいさつ | 井越 昌紀 調査研究会・分科会 主査、 都立大学 |
13:10〜 ◆講演 |
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「人と人との共生に果たす情報環境・人工物の役割」 |
三宅 なほみ 中京大学 |
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講師 紹介 |
『認知科学への招待-心の研究のおもしろさに迫る』(「学習科学」,研究社),『認知科学辞典』(57項目担当,共立出版),「使うことのデザイン」(日本デザイン学会(編),『デザイン辞典』,朝倉書店)など多数。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
情報を扱う技術が爆発的に進化する社会では、多様な経験を整理したり統合したりして、初めて出会う問題状況に対応できる適応的な熟達化が求められる。最近、認知科学をベースに、この適応的熟達の過程を科学的に解明し、ネットワーク技術を中心としたテクノロジによってその過程を支援しようとする実践的な科学が世界的に台頭しつつある。本論では、このような考え方の一端をなす協調的問題解決による知的深化の理論を紹介し、その応用として、テクノロジを利用した大学での協調的な知的活動支援研究を概観したい。 | |
「ネットワーク時代にどう生きるか: 進化するインターネットとそのトラブル」 |
野島 久雄 成城大学 |
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講師 紹介 |
社会心理学,認知心理学,認知科学,学習科学を主たる専門,「<家の中>を認知科学する
変わる家族・モノ・学び・技術」(共著,新曜社),「ITと文明 サルからユビキタス社会へ」 (共著,NTT出版),「人が学ぶということ」(共著,北樹出版)など多数。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
(準備中) | |
「日常生活の脳科学」 |
久野 節二 筑波大学 |
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講師 紹介 |
文科省の大型プログラムである21世紀COEプログラム「こころを解明する感性科学の推進」のプロジェクト研究「新しさに感動する脳機構の構造と行動発達に関する研究」代表,論文多数。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
人は感じて、考えて、そして行動する。このような日常のありふれた人の活動の基盤に,脳の活動がある。この講演では、このような活動を産み出す脳の発達に及ぼす環境の影響や人の感性に関わる脳の部位について実験的な事例を参考にして、概説する。 | |
(14:40-14:50 休 憩 ) | ||
14:50〜 ◆講演 |
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「身体感覚を活かす共生コミュニケーション支援」 | 伊福部 達 東京大学 |
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講師 紹介 |
「福祉工学の挑戦―身体機能を支援する科学とビジネス」(中公新書),「音の福祉工学」(コロナ社),「音声タイプライタの設計」(CQ出版),「人工聴覚と脳科学」(脳研究の出発6 神経科学から生まれる未来工学,共立出版(印刷中))他多数。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
コミュニケーションは視覚以外の身体感覚に訴えるノンバーバルな情報を授受することから始まり、それにより形成された概念や感性が人間の思考や行動を司る上での底流となる。ここでは、演者が取り組んできた感覚補助代行の研究を通じて、コミュニケーション障害を支援する上で身体感覚の役割がいかに大きいかを述べ、視覚に極度に依存したコンピュータネットワークを共生コミュニケーション支援に活かす道について考察したい。 | |
「ロボットの面からみた共生コミュニケーション支援」 | 平井 成興 産業技術総合研究所 |
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講師 紹介 |
「知能システム技術ーコンセプト志向の発想ー」(分担執筆,丸善),「自律分散をめざすロボットシステム」(分担執筆,伊藤正美(編),オーム社),「マイクロマシン技術による製品小型化」(知能化事典,産業調査会),他多数。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
これまでロボットは工場における単純労働の代替手段としてのみ考えられてきたが、近年、その擬似生物的な外見や動作がもたらす効果を積極的に利用した研究もなされるようになってきた。今回、当部門で開発されたメンタルコミットロボットを代表例に、人間との共生を目指すロボットの研究活動を紹介する。 | |
「紙媒体をインターフェイスにしたユニバーサルゲーム デザイン」 |
吉田 健治 法政大学 |
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講師 紹介 |
3DCGムービーの企画・制作を通して,エンターテインメント映像制作の実践的な技術を教授。紙媒体のインタフェース・グリッドオンプットを開発し,株式会社ビジュアルサイエンス研究所を設立,代表取締役。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
人に優しいメディアである紙媒体とインターネット&マルチメディアを見えないバーコードGridOnpuTで繋ぎ、何時、誰でもが気軽に参加出来るユニバーサルゲームデザインを提案する。 | |
「ロボットが死の谷を飛ぶとき ― 共生の意味すること」 | 秋澤 光 中央大学 |
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講師 紹介 |
ベンチャービジネス戦略,企業家ネットワーキング,アントレプレナーシップ研究などの研究に従事,公開講座で「新事業創出のための資源マネジメント」などを担当。 *ホームページはこちら。 |
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講演 要旨 |
技術開発には死の谷があるといわれ、ロボット技術も例外ではない。必要とされるのは、豊富な開発資金と,技術を執拗に鍛えてくれる理不尽なユーザーである。ロボット技術はそもそも何のために開発され、誰なら資金を出せるかが課題である。グローバルな利害対立が目立ち始めていること、また、的機関−私企業どちらの資金も問題含みであることを再確認して、平和利用に向けた工夫をビジネスの立場から考える。 | |
(16:50-17:00 休 憩 ) | ||
17:00〜 ◆パネル討論 |
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「人と人、人と人工物をとりもつ共生コミュニケーションと ビジネスチャンス」 |
司会・コーディネータ: 加藤 俊一 中央大学 |
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18:00 | 閉会のあいさつ | 鈴木 久敏 横幹連合理事、 筑波大学 |
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