第4回横幹連合総合シンポジウム | 講演要旨

【C-3】
経済物理学の進展】
 田中美栄子(鳥取大) 

【趣旨】11月2日(金)15:10-17:10 C-312室
近年、コンピュータの記憶容量と計算速度の急激な上昇に伴い、様々な経済・金融データが蓄積され、利用可能になってきたが、残念ながらこれらは充分に活用されているとは言い難い状況にある。そこで、理論物理学において蓄積されて来た統計的手法、および計算機利用の技術を用いて大量のデータを処理し、データの背後にある対象システムの構造をモデル化し解析することにより、新しい視点から経済・金融、社会についての科学を作る基盤を構築するための基礎研究を行っている。その中から、データマイニング、複雑ネットワーク、進化計算等の話題を選んで紹介する。

1.水野貴之*(筑波大学大学院),渡辺努(東京大学):ネットの財の価格の経済物理学
2.大西立顕(キヤノングローバル戦略研究所):企業間取引の複雑ネットワーク分析
3.吉川丈夫(新潟大学大学院),飯野隆(新潟大学),家富洋*(東京大学大学院): 株式市場に埋め込まれたグループ相関構造-日米比較
4.田中美栄子(鳥取大学大学院):戦略の自動進化を取り入れた価格予測モデルの構築

 
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