11月30日(日)10:10〜12:10 工学部3号館3階33号講義室 【54】IO行列系研究 〜ペア行列の一般化とその展開問題〜 <講演要旨> ペア行列の考え方は、最初はゲーム理論での双行列(利得 利得)の発展形として検討されている。1983年に最初に、その要素が(利得 -利得)としてJIMA発表予稿の中で導入され、需給(製販)ゲームモデルに利用された。その後、1999年にICPR論文にてペア行列(利得 費用)として定義され、マネジメント・ゲームモデル(MGM)のペア行列表(マップ)として、企業等の戦略用として展開されてきている。 本研究では、このペア行列は、要素(入力 出力(能力))として一般化できて、入出力系への新アプローチにもなることが分 *松井 正之 (神奈川大学) 【55】サプライチェーン管理のマトリックスモデル <講演要旨> サプライチェーンを担う企業は、需要と供給のバランスを取りながら、在庫を抑え需要に迅速に応える輸配送をすることが求められる。各拠点、品種ごとの商品単価、在庫数量等のデータが、生産、配車、在庫引き当て、在庫配分、廃棄等のオペレーション上の意思決定を経て、売上、利益等として出力される。これらはマトリックスで表現できる。本研究では、サプライチェーン全体の可視化と最適化を狙ってマトリックスモデル化する。 *藤川 裕晃 (東京理科大学) 【56】プログラムマネジメント用マトリックスモデル <講演要旨> 本発表では、企業マトリックスの概念を、複数のプロジェクトからなるプログラムの管理に適用することを試みる。すなわち、プログラム管理用にプロジェクト-ライフサイクル-時間の3次元からなる企業マトリックスモデルを作成する。その上で、作成したモデルの視点を変えることで、プロジェクト毎のスケジュール管理に加え、プロジェクト間の相互関係によるプログラムへの影響、プログラムとしての価値の管理など、企業マトリックスモデルによるプログラム統合データ管理の可能性を示す。また、作成した企業マトリックスの数学モデルを活用した、 *石井 信明 (文教大学) 【57】組立型業務プロセスの企業業績評価のモデリング <講演要旨> 経営活動の結果である企業業績は会計で算定されるが、ある期間における活動全体の結果を示すのみである。経営高度化には、各活動と業績の因果関係の定量的なホワイトボックス化が必要であり、業績から現場のボトルネック特定と、新たに施す改善の業績影響の可視化をしなければならない。 本研究では、組立企業の製造コストを対象に、部品構成情報や組立ラインの業務プロセスを行列計算によりモデル化し、部品単価や需要量の変化の影響をコストおよび包絡分析法によって評価する。 *山田 哲男 (電気通信大学) 齋藤 拓実 (電気通信大学) 石井 信明 (文教大学) 藤川 裕晃 (東京理科大学) 大場 允晶 (日本大学) 松井 正之 (神奈川大学) 【58】収益性とリスクを考慮した在庫価値評価モデル <講演要旨> 在庫を保有することで発生する問題は在庫管理だけではなく財務関係へ影響を与える問題も少なくない。そこで、本研究では市場価格から計算される在庫の価値を評価可能とするモデルを提案することにより、在庫の収益性を評価可能とする。また、これにより在庫を戦略的に扱えるようになると考えられる。また、ケーススタディとして、どの工程で在庫を保有するべきかの問題を解く。 *神谷 喜穂 (青山学院大学) 熊谷 敏 (青山学院大学) 大場 允晶 (日本大学) 【59】3Dプリンター導入によるQCD比較と在庫・仕掛管理の一考察 <講演要旨> 3Dプリンターの普及により,「ものづくり」の体系が変わりつつある.3Dプリンターによる製造は,設計情報さえあれば,熟練した加工技術が不要で,材料投入することで一気にものが作られる.そこで,実際のプラスティック製品を3Dプリンターで作った場合に,実製品と3Dによるものとの品質,コスト,生産時間などがどのように変化するか,もしくは問題点が発生するか,在庫・仕掛管理は,などを比較,考察する. *中邨 良樹 (青山学院大学) 大場 允晶 (日本大学) 林 千宏 (首都大学東京) 熊谷 敏 (青山学院大学) |
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