11月29日(土)15:45〜17:45 (工学部3号館3階ラウンジ講義室+会議室) 【36】立教大学における実践を通じたデータ分析力育成の試み <講演要旨> 統計学の学びにおいて、統計学における概念や分析手法を理解することに加え、データを分析する力を養成することが求められる。このデータ分析のためのスキルは単なる個々の統計理論や分析への知識にとどまらず、問題解決のために必要な総合的能力といえる。このスキル向上のためには実践を伴う学びが必要であると考え、立教大学社会情報教育センターでは2014年度からデータ解析の実践の場の提供を試験的にスタートさせた。この報告では、この試みについて、これまでのセンターでの取り組みを含めた報告を行う。 * 大橋 洸太郎 (立教大学) 丹野 清美 (立教大学) 大川内 隆朗 (立教大学) 山口 和範 (立教大学) 【37】統計教育の標準化と国際化 〜統計教育大学間連携ネットワークの活動〜 <講演要旨> ビッグデータ時代を迎え,統計教育の重要性が広く認識されるようになっている.しかし,現状の大学での統計教育は旧態依然としたものが多い.統計教育大学間連携ネットワークでは,標準的なカリキュラム体系の策定,それに基づいたオンライン補助教材の作成などの活動をおこなっている.本講演では,この成果に基づいて,統計教育の標準化と国際化について論じる. *竹村 彰通 (東京大学) 美添 泰人 (青山学院大学) 中西 寛子 【38】プロ野球データを利用した内野守備の最適配置 <講演要旨> 日本のプロ野球の統計的データ解析は米国に比べて遅れており,また,データの公開についても自由ではない.統計数理研究所,日本統計学会が主催するスポーツデータ解析コンペティションにおいて,登録者に公開されたデータを用いて内野手の守備位置について考察するものである.日本における野球人口(草野球および野球観戦を含む)は非常に多く,教育的な観点からもデータ分析の対象として,きわめて,とりつきやすいものと考えられる.本稿では,ゴロのデータに着目して内野手の守備位置について考察を与え,また,データの取得に対しても,一考察 *中津 貴文 (中央大学)、 小椋 透 (三重大学) 鎌倉 稔成 (中央大学) 【39】スポーツデータ解析コンペティション参加を通じ得たこと <講演要旨> 2011年度より日本統計学会スポーツ統計分科会主催のスポーツデータ解析コンペティションが開催されている。学生時代に当コンペに参加した自身の体験談を通し、統計学の基礎力向上やデータ解析手法の習得、研究への動機づけ等、スポーツデータの可能性について述べる。 * 上原 早霧 (データスタジアム) 【40】クリンチとエリミネーションの数理 <講演要旨> リーグスポーツの勝敗の組合せが有限であることを考えると、シーズン中のどの時点においても、最終的にある順位になることが確定する最小の勝ち試合数(クリンチナンバー)、もしくは逆にある順位に届かないことが確定する最小の負け試合数(エリミネーションナンバー)が存在することは明らかである。本講演では、最適化手法を用いた問題解決の一例として、総当たり戦におけるクリンチとエリミネーションの数理について解説する。 * 伊藤 聡 (統計数理研究所/総合研究大学院大学) |
× このウィンドウを閉じる |