11月29日(土)13:30〜15:30 (工学部3号館4階34号講義室) 【23】国のロボット関連施策およびロボット革命実現会議 <講演要旨> 2014年5月6日のOECD閣僚理事会における安倍首相のロボット革命に関する発言以来,ロボットに関する注目が集まっている。本稿では国,主に経済産業省の過去および現行のロボット関連施策について概説するとともに,2015年度に向けた新しい施策について説明する。また,2014年9月11日に設置されたロボット革命実現会議関連の動きについても紹介する。 *安藤 慶昭 (経済産業省/産業技術総合研究所) 【24】製造業用ロボット産業の新たな局面 〜市場の急激なグローバル化と激化する国際競争〜 <講演要旨> 製造業で利用される産業用ロボットは急激に輸出依存型の市場に変貌している。機械としてのロボットもロボットを用いた生産システムも国内のロボットメーカ、システムインテグレータ、エンドユーザの連携で発達してきたが、市場のグローバル化においては、このロボット産業構造の強みがそのまま活かせない。今後のロボット産業新興には市場のグローバル化に対応した産業構造再構築や技術革新を追求する必要がある。 *小平 紀生 (日本ロボット学会/三菱電機) 【25】ロボット技術活用基盤としてのORiN <講演要旨> ORiN (Open Resource/Robot interface for the Network)は、各種機器を統合するための標準規格である。ORiNは、日本を代表するロボットメーカにより開発されたが、その適用はロボットに限らず、産業用・非産業用を問わず各機器や技術に対しても可能であることが実証されてきた。本稿では、ORiN技術の概要とその適用事例について説明する。 *榊原 聡 (デンソーウェーブ) 【26】ORiNによってネットワーク化される次世代スマートサイバー治療室(SCOT)の開発 〜プロジェクトの概要とコンセプト〜 <講演要旨> これまでに発展させてきた情報誘導手術の概念に、ORiNを用いてネットワーク化した機器から収集した時刻同期データを融合させることで、これまでになかった新しい治療室「スマートサイバーオペレーティングシアター(SCOT: Smart Cyber Operating Theater)」を実現する。治療室が単なる部屋としての存在ではなく、明確な機能を持つ システム化されたひとつの「医療機器」としてインテグレーションされることで、リスクが少なく高い治療効果の得られる精密医療が実現できる。 *岡本 淳 (東京女子医科大学) 吉光 喜太郎 (東京女子医科大学) 田村 学 (東京女子医科大学) 丸山 隆志 (東京女子医科大学) 正宗 賢 (東京女子医科大学) 伊関 洋 (東京女子医科大学) 村垣 善浩 (東京女子医科大学)、 【27】IHIにおけるロボティクス技術の応用事例と今後の展開 <講演要旨> IHIは造船を発祥とする総合重工業メーカ,海洋機器,プラントエンジニアリング,産業用機械,荷役運搬機器などに加え,航空などさまざまな製品を生み出しています.これまで,このような各種システム開発や生産現場に,ロボティクス技術を適用してきました.本発表では,主に力制御技術を適用した取り組み事例と,生産現場における技能の機械化による生産システムの開発について発表し,今後の取り組みについて紹介します. *村上 弘記 (IHI) 上野 光 (IHI) 【28】Life with Robot 〜サービスロボット技術における研究開発の世界潮流〜 <講演要旨> 近年、人間と協働するサービスロボットをはじめとして、一緒にくらすロボットが登場しています。このようなサービスロボットに必要とされる技術について、国内外の研究開発や世界的なマーケティング事情を交えて”Life with Robot”に象徴されるサービスロボット全般について紹介します。 *中川 友紀子 (アールティ) |
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