11月30日(日)10:10〜12:10 (工学部3号館4階34号講義室) 【65】<日本計画行政学会> 計画行政の視点からの東日本大震災の復旧復興支援 <講演要旨> 日本計画行政学会では、東日本大震災の復旧復興支援のために学会が持てる資源をフルに活用することを目的とし、2011年4月に東日本大震災復旧復興支援特別委員を設置した。本報告はこれまでの東日本大震災復旧復興支援特別委員会の活動と課題について報告するとともに、次段階の災害対応研究特別委員会の活動について紹介することを目的とする。 *山本 佳世子 (電気通信大学) 【66】個人を対象とした二酸化炭素排出許容枠制度の不公平感低減策の説明作成と評価 <講演要旨> FIT-PCAは,国民ひとりひとりに一律無償で均等に二酸化炭素を排出しても良い枠を配布し,排出許容枠が足りない場合には政府から固定価格で枠を購入し,余った場合には売却できる政策である.本研究では,この政策による世帯間格差への措置についての説明によって不公平感が増減すると考え,ペルソナシナリオ法を用いて説明文を作成し,どの程度不公平感が低減するのかをインターネットアンケートをもちいて確かめた. *北村 尊義 (京都大学) 友利 健吾 (京都大学) 石井 裕剛 (京都大学) 下田 宏 (京都大学) 【67】組織による安全管理研究のこれまでと今後の展望 <講演要旨> リーズンの「安全文化」や「安全情報システム」、ワイクらの「高信頼性組織」、ヘルムライヒらの「スレット&エラー・マネジメント」、ホルナゲルらの「レジリエンス工学」といった、ヒューマンファクターの分野における組織による安全管理に関する既往の概念を整理すると共に、組織による安全管理における現状の課題と今後求められる研究の方向性を検討する。 *藤野 秀則 (西日本旅客鉄道) 【68】インターネット切断時にも災害情報共有を可能とする端末連携技術 <講演要旨> 災害時利用を想定した技術には,状況変化に対応可能な設計が求められる.筆者らは,インターネットがつながらず,かつ,人の出入りが頻繁な避難所を対象とし,Wi-Fiとウェブブラウザで災害情報の共有を可能とする端末連携技術の開発を行ってきた.本発表では,端末の参加と離脱に柔軟に対応するプラットフォーム技術とその上で動作する災害時アプリケーションを紹介するとともに,実証実験を通じてその効果を検証した結果を報告する. *井原 雅行 (日本電信電話) 瀬古 俊一 (日本電信電話) 青木 良輔 (日本電信電話) 宮田 章裕 (日本電信電話) 石田 達郎 (日本電信電話) 橋本 遼 (日本電信電話) 渡辺 昌洋 (日本電信電話) 【69】思い出工学の提案 〜被災者の思い出想起支援を中心に〜 <講演要旨> 災害時に日記、アルバム、ビデオ、手紙、贈り物、位牌などの思い出の品や、家族や知人などの大切な人、幼いころから親しんできた街並みなどを失うことが多く、喪失感によって立ち直りに時間を要する被災者が数なくない。我々は2004年より、災害で失われた思い出を取り戻すことを支援するシステムの研究開発を行ってきた。そこでは、システム側からユーザの住んでいるところやふるさとの一般的な写真、地図、過去の流行歌や社会的な事件などを刺激として提示して思い出の想起を促し、想起された思い出を記録して、類似した経験を持つ他の人などと *仲谷 善雄 (立命館大学) 泉 朋子 (立命館大学) |
× このウィンドウを閉じる |