第1回横幹連合総合シンポジウム | 講演要旨

【III-1(C)】-1
「ボトムアップ工学〜かたちからの発想」
 村田 智(東京工業大学)

【講演趣旨】
工学の中心課題は、目的の機能をもつ人工物をいかに最適化するか、という方法論にある。そうして得られる人工物の形状は、最適化の結果として決まるものである。一方、自然界に存在するあらゆる生物・非生物のかたちは、そのものを構成する要素の形状、およびそれらの相互作用によってボトムアップ的に出来上がるものである。本講演では、新しい人工物システムのあり方として、これにならったボトムアップな設計法について紹介する。そこでは、分子からロボットモジュールまで、さまざまなスケールの人工要素が自己組織的にかたちを形成するプロセス「セルフアセンブリ」が鍵となる。

 
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