【講演趣旨】 多くの生徒にとって『理科は楽しい』『物体はすべて9.8m/s2の加速度で落下する』と言っても通用しない。先生や教科書の「正しい科学知識」は生徒の思考にとって最大の脅威である。低学力で不器用だが、コツコツと取り組める生徒には、意欲を形にする方法を教えたい。そこで「考える実験」「質問リレー」「実験コンテスト」などのユニークな授業、そして「間違えたっていい」参加型授業が要求されている。文化としての科学を楽しむ授業の実例を紹介する。