【講演趣旨】12月5日(金)12:30-14:30 第2室 平成11年1月11日に起きた手術患者取り違え事故を契機とし、日本における医療事故防止への取組みが本格的に始まった。以来、厚生労働省主導 による各種報告制度や警告制度の整備が進んでいるが、医薬品や医療関係者による検討だけでは、医療事故の防止に効果的な医薬品の表示の指針を明確にすることは難しい。そこで「医薬品インタフェース」調査研究会では、人間工学やインタフェース、さらに横幹連合の各学会から広範囲の知恵を集め、この問題に取組 み、医薬品の表示の指針の策定に寄与することにした。本OSは、この調査研究会の活動の一環として実施する。
(1)【基調講演】医薬品等に対する医療安全対策について / 谷地 豊(厚生労働省)
(2) 医薬品調剤時における視線計測評価 / 三林洋介(都立産業技術高等専門学校)
(3) 注射薬ラベル等のバーコード表示に関するアンケートの解析 / 木村昌臣(芝浦工業大学)
(4) 医療事故を防止するための医薬品の表示方法 / 大倉典子(芝浦工業大学)
(5)【総括】医薬品関連医療事故防止のために求められる研究とは何か? / 土屋文人(東京医科歯科大学)
|