【講演要旨】9月6日(月)11:00-11:30 第7-219室
「生活者起点の科学としてのサービス工学」
サービス工学は従来の工学や計算機科学,人間科学や社会科学など,様々な学問分野を統合し,実際のサービス産業を支援することを目的としている。サービス提供プロセスには顧客の嗜好や期待満足,従業員の行動やサービススキルなど多くの人間的要素が含まれているため,製造業を対象とした従来の工学と比べて,よりそこに関わる人間の行動や価値に目を向けなければならない。そのため,サービス生産性の向上のためには,何を重要評価指標(KPI)とするかが重要な課題となる。本稿では,外食や小売りサービスを対象としたサービス工学の研究例を紹介するとともに,サービス工学の今後の可能性について議論する。
|