【協力】 横幹連合 事業・広報・出版委員会 広報WG * * * ■横幹連合 ニュースレター編集室■ 武田博直室長(セガ、日本バーチャルリアリティ学会) 大倉典子委員(芝浦工業大学、日本バーチャルリアリティ学会) 高橋正人委員(情報通信研究機構、計測自動制御学会) 坂本 隆委員(産業技術総合研究所、日本感性工学会) |
横幹連合ニュースレター
<<目次>> No.009, April 2007 |
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巻頭メッセージ |
活動紹介 |
参加学会の横顔 |
「会誌『横幹』の刊行」 * 横幹連合 理事 廣田 薫 |
◆【速報】 2007年度 定時総会・講演会 ・活動報告会 ◆【参加レポート】 第14回横幹技術フォーラム |
【横幹連合に参加している 学会をご紹介するコーナー】 ◆日本知能情報ファジィ学会 ◆日本人間工学会 |
イベント紹介 |
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◆第15回横幹技術フォーラム (5月15日開催) ◆これまでのイベント開催記録 |
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巻頭メッセージ
「会誌『横幹』の刊行」
廣田 薫 横幹連合理事
東京工業大学
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この度、横幹連合の会誌「横幹」を刊行することが出来ました。出版担当理事、および会誌編集員として、刊行までの経緯と今後の抱負を述べさせていただきます。
記憶に違いがなければ、横幹連合がまだ任意団体であった4年ほど前から、本連合の「顔」として、会誌を発行しようという話が出ておりました。既に確立されている多数の縦型学会を横断的に見直して、新たな道を進む「横幹」というコンセプトを国内から世界に向けて発信するために、会誌を発行するということは自然な発想に思えました。そして、2年ほど前から事業・広報・出版委員会の中で本格的に出版準備が開始されたのですが、何回かは企画が頓挫しそうになりました。
例えば、会誌を支配するべき最も基本的な「横幹」のコンセプトをはっきりさせようとすると、総論のコンセンサスは取れても、各論の意見には、なかなか落としどころが見つからず、会誌の水準をキープする原稿査読の指針すら曖昧なものになってしまいます。いい加減なものを出すくらいなら、止めた方が良くはないかとか、あるいは、出版にはそれ相応の予算が必要であるが、現在の横幹の体力で、安定かつ継続的な出版は無理であるといった、否定的な話には事欠かず、踏み切るだけの見通しがつくまでに2年近くの歳月が流れました。結論としては、最初から完璧なものを考えると実現が不可能になるので、現在出来る範囲で、最善を尽くしたものを創ろうということになりました。
そこで、いきなり英文で世界に向けてというよりも、まずは日本語で出版して地盤を固めること、アブストラクト程度は英語にして、インターネット発信も行うこと、薄くても良いから、年2回くらいは出版すること、別刷り掲載料などの形である程度の負担を著者の方々にお願いし、横幹連合自体の負担をできるだけ少なくして、予算面からも永続性を持たせること、などの基本方針の下で、作業することにしました。最終的には、横幹のコンセプトにシンパサイズしていただいている出版社、富士技術出版株式会社の並々ならぬ努力と協力を頂戴して(深謝いたします!)、出版を現実のものとすることができました。
今後の展望あるいは課題としては、
1. 当面、原著論文よりは解説などを多くして横幹コンセプトの確立を図るが、
高品質の原著論文も徐々に増やしたい
2. 国内での地固めが出来てきたら、世界を視野に入れ、英文化も考える
3. 採算が取れてきたら、会誌の頁数あるいは発行回数を増やして充実させる
4. 会誌と論文誌を2本立てにしたい
5. アブストラクトだけではなく、会誌全体もインターネット配信を考えたい
等々、いろいろな夢が考えられます。
それらの夢を実現するためにも、皆様方からの建設的なご意見やボランティア的なご支援を頂戴することができれば幸いです。
会誌「横幹」が世界に向けて大きく羽ばたくことを祈念しつつ、あと2年間継続することになりました会誌担当理事の職責を、全うしたいと思います。